大きくなっても、みんなの居場所
この4月から、中学生や高校生も、うらっこ広場で遊べるようになりました。
今までも、小学校を卒業してからも、広場に立ち寄り、友だちのこと、部活のこと話してくれる中学生や高校生もいました。
でも、入れるのは入り口まで。それが、広場に入って遊んだり、ゆっくり話したりできるようになったんです。
あそびにきた中高生
4月になり、誰が最初に来るのかな~と卒業生の来場を楽しみに待っていました。
第1号でやってきたのは高校生の男の子。
小学生の時は、毎日のようにあそびに来ていました。小学校を卒業してからも、時々ふらっとやってきては近況を話してくれていました。今日は久しぶりに広場の中まで入ります。「嬉しい!」という言葉こそなかったけれど、ニコニコの笑顔で入ってきてプレイワーカーと話したり、ボールであそんだり、小学生と追いかけっこしたり。はじけるような笑顔を見せてくれました。
その後も、小学校を卒業して、遊びに来れなくなっていた子たちが、次から次へと遊びにきます。
中学生、高校生に成長した子が、ここでどんな風に過ごすんだろう?と思っていたけれど、いい意味で以前と同じ姿です。
その場にいる小学生、中学生、高校生が一緒になって鬼ごっこをしたり、木工ひろばで座って話したり。小学生の頃から絵を描くのが大好きな子は、やっぱり、チョークや鉛筆でずっと絵を描いたり、カナヘビ獲りの得意な子はやっぱりカナヘビを追いかけています。どの子も本当にいい表情で楽しそう。うらっこ広場は、この子たちにとって、自分らしくいられる居場所の一つなんですね。
異年齢の交流が広がっています
そうそう、こうした大きなお兄さん、お姉さんが来るようになり、幅広い年齢の子どもが一緒にあそぶことが増えたかもしれません。
小さな子からすると、大きなお兄さん、お姉さんは憧れの存在。大きな子のやっていることを興味深く見て、まねしてみたり、近づいて声をかけてみたり・・・。中高生たちは、そんな小さな子との関わり方が、とても上手で、優しいんです。体も大きくなったけど、心も成長しているんだなぁと嬉しくなりました。
ずっと自分らしくいられる場所
子どもの時間は、小学校を卒業したから終わりではなく、中学生になっても、高校生になっても、途切れることなく続いています。
うらっこ広場が、これからも、子どもにとって、自分らしく過ごせる居場所でありますように。