あそびの天才!
11月の暖かい午後のできごとです。
寒くなり、遊ぶ子が減って硬くなってしまったどろんこひろば。
私(プレイワーカー)がスコップで固くなった泥を耕していると「なにしてるの~?」と質問されました。
「スコップで掘っているの~」と返事をすると、掘り起こした泥を見つめていた女の子が、しばらくすると、大きい固まりを持って小川に運びはじめました。
大きいのを拾っては小川に落とすを繰り返していると、他の子たちもだんだんと近寄ってきます。
近寄ってきた男の子たちも、大きい固まりを見つけると、スライダーの下に投げ始めました。
「見て!いっぱい飛んだよ~!」「僕のほうが飛んだ!」こちらは泥なげに夢中です。
「できた!」と声が聞こえたので、女の子を見てみると小川を渡る島が完成してぴょんぴょん。
それを見た他の子も来て島渡りを一緒にしたり、ダムを作ったり、投げ込んだ泥を拾おうと水に入ってみたり…。
初めは誰もいなかったどろんこひろばがにぎやかになりました。
一人が始めた行動が、あそびになって、更に別のあそびが拡がります。子どもは「あそびの天才!」です。